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移動平均株価と株価移動平均線

   

株価のトレンドや転換点を探るために株価や出来高などのデータを加工した数値を指標化したものを用いて株価分析を行う手法を総じて「テクニカル分析」と言います。

その「テクニカル分析」の中でトレンドを判断する手法として「トレンドライン分析」があります。トレンドラインの引き方には、多分に主観的で、細かく規定したルールはありません。

テクニカル分析の中で「トレンド」を判断するための指標として「株価移動平均線(Moving Averages line)」も多く利用されています。

「株価移動平均線」とは、指定した日数の終値を足し、その指定した日数で割ることで、指定した期間の終値の平均値が求められます。例えば「5日移動平均線」の場合は、直近の終値を過去5日分を足し5で割ります。「25日移動平均線」の場合は、直近25日分の終値を足して25で割ります。この順次更新された「終値平均株価」を「線で結んだ」ものが「株価移動平均線」となります。

この「株価移動平均線」を用いてチャート分析を行うのが「移動平均線分析」と言い、細かな株価の変動に捉われずに、傾向として株価がどの方向に動いているかがわかります。言い換えれば「トレンド」を読む手段として「移動平均線」が利用できると言うことになります。

「株価」と「移動平均株価」の重要なポイント

① 移動平均株価は実際の株価の動きよりも遅れた動きをする

「移動平均株価」と言うのは、指定された日数の「平均」をとっている分だけ実際の株価の動きよりも「遅れる」格好になります。この「遅れる動き」が非常に重要なポイントとなります。

「動きが遅れる」と言う意味を解説しますと、株価が上昇する方向に動く場合は、移動平均株価は株価に対して遅れた動きをすることから、「株価」の下に「移動平均株価」が来ます。「株価チャート」でみれば「ローソク足」の下に「移動平均線」が来ます。

反対に、株価が下がりだすと、先に株価が動き、移動平均株価は株価に対して遅れた動きをすることから、「株価」の上に「移動平均株価」が来ます。同様に「株価チャート」でみれば「ローソク足」の上に「移動平均線」が来ます。

② 「株価」と「移動平均線」はいずれ必ず交差する

「上昇トレンドならば移動平均線は株価の下に位置する」「下降トレンドならば移動平均線は株価より上に位置する」と言うことは「上昇トレンド」が「下降トレンド」に転換するとき、それまで株価の下に位置していた移動平均線が株価より上に出るという逆転現象が必ず起こります。この現象が起こるには、それまで移動平均線より上にあった株価が移動平均線を下に突き破って行くという動きがなくてはなりません。

これは「トレンドの変化」「トレンドの転換」を表すものです。

 

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