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銘柄を検索する・・・成長(グロース)株を探す

   

購入する銘柄を条件を与えて絞り込んでいく作業を「スクリーニング」の説明を続けます。

「割安(バリュー)株」を探すのか、「成長(グロース)株」を探すのか、この二つを同時に見つけ出すというのは不可能です。と申しました。

「割安(バリュー)株」と「成長(グロース)株」を仕分けする際に「PER(株価収益率)」を使うケースがあります。この場合、PERが低い銘柄群をバリュー株と称し市場価格よりも割安で買えると判断します。

それでは反対に「成長(グロース)株」はPERが高い銘柄になるのか?と単純に言い切ると、誤解が生じますので少し説明を付け加えます。

グロース株(銘柄)はこれから成長していくフレッシュな企業と位置付けると、成長過程において設備投資や人材確保などの先行投資で費用がかさみ、売上高に対し満足な利益額が上げられていない状況が想定されます。

PER(株価収益率)は、「株価」を年度の純利益額を発行済み株式数で割った「1株利益」で割って計算されます。従って、利益が出ていない状況では「1株利益」の値も小さくなり、株価にもよりますが場合によっては「100倍」とか「1000倍」とかになってもおかしくありません。

仮に株価が1,000円で「1株利益(EPS)」が20円でPERが50倍の銘柄があったとします。この企業が、順調に売り上げも伸び、経費の出費が安定し利益が出る体質に成長し、5倍に増益すれば「1株利益(EPS)」は100円となり株価が1,000円のままだったらPERは10倍となります。株価が仮に1,500円まで値上がりすれば、1500円÷100円=15倍となって「日経平均株価」「TOPIX」の平均PERとほぼ同じになったことになります。このように、企業の成長を見越して「青田買い」的な要素も含まれますが、じっくり育っていく過程を応援したくなります。

ただ、このグロース株をスクリーニング機能を使って、PERの数値だけで機械的に選別するのは、「少し難しいかな?」と感じています。機械的に数字で判定しますと、単純に利益率が低い銘柄を拾ってしまう恐れがあります。

結局スクリーニングで抽出した銘柄を、「会社四季報」などを参考に「グロース株」か「単に利益率が低い銘柄か?」と分けていたのでは、本来のスクリーニング機能とは言えません。

それでは、スクリーニング機能を利用して「グロース株」を抽出するのは不可能なのか?

このような場合は、業種の絞り込み機能を利用してください。弊社のスクリーニングシステムでは、東証の33業種の分類が可能です。グロース株が多い業種と考えられる「精密機器」「その他製品」「情報・通信」「サービス」などの業種を限定して絞り込むことが可能です。

グロース株を検出するスクリーニング・システムは研究開発する必要がありそうです。

それでも愛されるグロース株の共通点とは(会社四季報ONLINE)

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